物流革命でレールの無い鉄道?、高速道路に「列車」は通せないのか? [雑感]

このブログは、私の愚かな妄想全開の内容でお送りしています。
いくら匿名で無責任であったとしても「物には限度があるでしょう」とお叱りを受ける事もしばし。

だけど、ああっ!今日も変な事を思いついてしまった!。

以前、高速道路でトラックを何台も繋げて走ると、空気抵抗が軽減され、一人で数十台のトラックを一度に運行できるので(自動化は必要不可欠)大幅なコストダウンと炭酸ガスの排出削減に繋がるという話を聞いた事が有ります。

これってつまり、道路を走る「貨物列車」と言う事なのでしょうか?。
鉄道における貨物列車は、往年の物流の中心であり、どんな地方のローカル線でも貨物の積み下ろしホームがあり、トラックが発達するまでは、まさに「生活の要」だったんですね。

それが道路網の整備と共に鉄道貨物は徐々にその地位を奪われて、物流拠点としての「貨物操車場」は、駅の近隣に有る事から、旧国鉄の赤字補填の為軒並み売却して、再開発の餌食にされてしまったんですね。

まあそれは余談として、余計ななエネルギーを使わないため、炭酸ガスの排出を抑える為には、トラックの技術的な改善だけではなく、物流を根本的に見直す必要が有るのではないでしょうか。

また、トヨタによって勝ち組の方程式として世界中に広められた「カンバン方式」も、計画的な物流を阻害し、無駄なトラックを溢れさせ、エネルギーや環境問題のみならず、交通問題や、過酷なコスト引き下げや労働環境などで、物流に携わる人々をとことん苦しめている結果となっており、そういった意味でも見直さなくてはならないはずだと思っています。

ところが、さあ鉄道を活用しようとしても、前述の通り、過去の鉄道の貨物拠点はあらかた潰されてしまい、地方においては鉄道そのものが廃止されている現状から、技術革新などである程度の回復は見込めたとしても、すべてを鉄道に頼るわけには行かないのが現実ではないでしょうか。

そこで、高速道路網の各IC付近に巨大物流ステーションを置き、周辺地域の個人、及び企業の貨物を集約させ、物だけでなく、配送の需給状況の情報もITを駆使して集約して、各地に効率よく配送できるように計算して、高速道路に「定期便」として路上を走る貨物列車を走らせる事が出来るようになれば、更に鉄道、航空、船舶などもネットワークに取り込む事が出来れば、物流に掛かるエネルギーを大幅に低減する事が可能になるのではないだろうか?。

なんだかそれって、各企業の自由な活動を否定して「共産主義」みたいな話しだなぁと、書いている自分自身で「あれっ」と思ってしまった。

確かに「是唯一」の絶対価値観の押し付けと強制は結局官僚主導の腐敗を生むだけで、国民の本当の幸せに繋がらなかった事は事実でしたが、自由主義経済で、特に企業主体の「利益優先主義」に任せておいてた、結果が今の有様なのであれば、公共性を優先させた一定のルールに基づく「制限」は必要であり、要するに自由競争と公共性とのバランスを取っていく必要があると僕は考えている。

また話を無理やり元にも戻すが、この高速道路トラックトレイン構想は、現在自動車会社が提唱している「無人運行技術」を十分生かす事が出来るのではないだろうか?。
更にこれを貨物に限らず、「旅客」運行、つまりバスにも適応する事が出来れば、高速道路のみならず、国道や県道などに広げてネットワーク化すれば、鉄道ほどとは行かないだろうが、低コストで長距離高速旅客事業が出来る可能性を秘めている。
下手をすると、高収益化に特化する為に、無節操なまでに新幹線の高速化に猛進している各JRに、冷や汗を掻かせる事が出来る可能性すらあるのではないだろうか?。

近くのバス停留所から、リーズナブルに快適に、遠隔地の観光地やビジネス拠点に移動できるというメリットは計り知れない。

これは鉄道のシステムを、レールと言う鉄の道の変わりに、ITや自動化技術という「電子の道」に替えて再現したものと考えると面白いのではないだろうか!。

と、本当にこんな事が出来るのでしょうか?、自分でも半信半疑なのが正直なところで、「馬鹿げた妄想」かもしないし、もしかすると何処かで「本気で考えている」人もいるのかもしれない。

だけど、このくらいの発想の飛躍と転換が無ければ、従来型の価値観にしがみ付いていたのでは、恐らく今世紀半ばを待たずして「自滅」してしまうという事には成らないだろうか?。

とにかく現状を嘆いて、文句を言っているだけで「座して死を待つ」なんていうのは真っ平御免だ!。
不可能と思えば何でも不可能であり、こういうときこそ斬新な発想が必要だろう。
過去の栄光と価値観にしがみ付いた年寄りと心中したくなければ、我々が、貴方達が、進んで行動を起こしていかなければ成らないのかもしれない。

だけど、しんどそうだなぁ(苦笑)。



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