唖然、呆然、詐欺同然!。プリウス1ヶ月で18万台受注の疑惑の裏は [車]

幼少の頃から自動車マニアで、およそ40年近く自動車の情報に触れてきていたが、高度成長期やバブル期で、「世間の話題を独占!」的に、熱狂的にマーケットに受け入れられた車種でさえ、1ヶ月で18万台などという、途方もない受注数を聞いたことがない。

ではプリウスのこの驚異的な受注数は何なのだろう。

答えは簡単でトヨタの日本中の星の数あるディーラーや、関連企業、下請けなどに、「割り当て」したからだと推測すれば納得がいく。

ひとつは、プリウスは熱狂的にユーザーに受け入れられていますという世論の扇動をする為であり、もうひとつは、工場や関連企業も含めた当座の「業務量」を強引に確保する為だと考えられる。

ここで、たとえ強引であろうとも、方法がエゲツナイと揶揄されようとも、エコカーの販売の主導権をなんとしても確保しなければ、企業の存続さえ危ういという「怯え」に近い危機感が見とれるのだ。

でなければ、「乾いた雑巾から搾り取る」とまで言われるほど収益に固執するトヨタが、当初の販売予定金額(235万円程度といわれていた)から、30万も値段を下げて、また、旧型を189万円で投売りしてまで、ホンダのインサイトつぶしを執拗に行う道理がない。

そもそも、新型プリウスという車自体、日本中のユーザーが群がって買い求めるような魅力のある商品には思えない。

確かに燃費はいいのかもしれない。
排気量も増えて走りも力強くなり、装備も充実している。

だが、僕がこのブログで、他のメーカーの多くの車を寸評しているのと同じで、「これが未来につながる、新世代の自動車ですよ」というパッションが微塵もかんじられない。

あくまで従来技術の、従来の価値観の延長線上で、「旧型と比べるとよくなっているでしょう」という範疇から一歩も抜け出ていないとしか言いようがない。

トヨタには、初代に画期的な車を予算をふんだんに投入して(トヨタといては)市場に投入し、確固たるポジションを築き上げたら、後はそのイメージを利用して徹底的にコストダウンした車で3世代は食いつぶすという考え方があるようだ。

ソアラしかり、エスティマしかり、レクサスLS(セルシオ)しかり、おそらくビッツもそうなるだろう。

となると、画期的なハイブリットカーとして華々しく登場した初代プリウスから、「大きく豪華」になっただけの先代と、今回の3代目プリウスは、穀潰しの三代目ということになるのだろうか。

これで稼いだお金で、今度は「電気自動車主体で、ガソリンエンジンで補助する」タイプのハイブリットカーとしてのプリウスを4年後に拝めるのかもしれない。
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kanchi

ボーナス時期や決算期に系列企業や取引先広く購入を割り当てるのを強要してきたトヨタですから、あの異常ともいえる販売台数は割り当てによる要素もかなり貢献しているのでしょうね。

仰るとおりプリウスは過渡的な技術であって、トヨタは先鞭を付けて造ったから今はリードしているだけであり、一時的に優位に立っているだけなのでしょう。

トヨタの商売のこすい商売はクラウンなんかでも感じます。フルモデル・チェンジで新型を出し、2年目に少しリーズナブルなグレードを追加、3年目にマイナー・チェンジでお色直し、3年目に新型エンジン搭載といったモデル末期まで販売数量を維持する戦略は、あざといなぁ~ と、日頃から感じていました。  

知人がセルシオの中古を買うというので、色々乗ってみたりして調べましたが、大成功した初代が一番しっかり造られていると感じました。
2代目は見えないところで手を抜いていると感じます。新車と違ってそれなりの距離を走り込んだ中古車だと、2代目の品質低下が分かりやすいです。

オーディオ界の御大であった今は亡き長岡先生も先代に比べて2代目は比べるまでもなくコストダウンによる音質低下を指摘していました。

by kanchi (2009-06-23 17:09) 

戦闘班長

おそらく、ディーラーの「とばし受注」で、大量に登録したプリウスが「新古車」として、大量に中古車市場に流れれば、ただでさえ販売価格を抑えてあるので、中古車価格が大幅に値崩れを起こすことくらいは、トヨタなら判りそうなものなんですがね。
リセールバリューも、トヨタの車の販売の強さの理由のひとつなので、おそらく、トヨタ系中古車買取系列では、赤字覚悟で高額下取りをして、相場を維持するのではと推察されます。
これでは「血を吐きながら続けるマラソン」とはいえないでしょうか。

こんな非常識な商売は、「トヨタ銀行」と呼ばれるほどの潤沢な自己資金がなければ出来ない相談で、まっとうな商売とは思えません。
「尾張商人」の真骨頂というところなのでしょうか。

初代セルシオ、レクサスLS400は、世界中の高級車メーカーに衝撃を与えた、日本の自動車産業の生んだ、ひとつの金字塔ではあると思います。

それだけトヨタも当時もてる技術を結集してセルシオを作ったわけで、その「情熱」を、「精神」を受け継いでこそ「伝統」や「伝説」が生まれるのわけで、コストダウンで日本の趣味の悪い成金は騙せても、「本物」を見抜く人たちから見れば「一目瞭然」なわけですよね。

だから、今のレクサスLSは、何の伝統もないただの「高額車」にしか見られないんです。

この話はホンダの「NSX」についても同じことが言えるのかもしれません。

最もこちらは、経営陣の不見識で、正当な後継車が開発されず、しまいにアメリカマーケットに擦り寄った、悪趣味な高額GTカーを開発して発売寸前まで行った物の、経済危機で敢え無くお蔵入りしてしまいましたが。
by 戦闘班長 (2009-06-23 19:58) 

戦闘班長

付け加えるならば、この販売台数のからくを知っていながら、トヨタの財力にしり込みして完全に口をつぐんでいるマスコミに、「ジャーナリスト」を名乗る資格は無いと断言します!。

日本のジャーナリズムは完全に死んでいますね。
by 戦闘班長 (2009-06-23 20:01) 

kanchi

言われてみれば思い出しました。NS-Xの後継車が一時期ウワサされていましたね。

現行のセルシオは20-30Km運転しただけですが、確かに静かで落チンなクルマです。けど、メルセデスやBMWのように路面からの情報が何も伝わってこないのが不満です。メルセデスやBMWの良さは、伝えねばならない情報(振動・音など)はあえて遮断せずに伝える点であると感じます。
一方セルシオはただただNVHの低減だけを考えているようで、方向性としては欧州車でなく、キャディラック・コンコースだと感じました。

一方同じドイツ車でも無機質でドライビング・プレジャーを感じないアウディならばセルシオの方が良いのじゃないかと感じます。

そういえば軽自動車のトップ争いで、自社登録車が急増し、軽の中古車(新古車といういかがわしい表現はあえてつかいません)が街の車屋さんでたくさん売られていた時期がありましたが、最後はダイハツさん辺りが自社登録はやめると言っていましたね。

結局市場にタマが供給過剰になってしまうと価格が下がり、新車をより値引きしないと売りにくくなって自分の首絞めてしまうのですよね。
by kanchi (2009-06-24 00:57) 

Tosuncexy

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