ロシアの爆撃機が米空母を襲撃!危険な軍事ゲームの行方 [防衛]


もちろん本当に「襲撃」したわけではない。

先に日本の領空を「故意」にある目的を持って領空侵犯した、ロシア極東軍の「ツポレフTu95」爆撃機が、進路を変えて、西太平洋上にいた米海軍の原子力空母「ニミッツ」の上空を高度600mで通過したと言うことだ。

報道を見る限り、スクランブルで上がった艦載機の「FA18ホーネット」戦闘機の随伴を受けていたし、爆弾倉の扉も開いていないし、恐らく攻撃用の照準レーダーも発信しておらず、レーダー妨害の「ECM」も作動させていなかったのだろう。敵対行動を取っているとはみなさず、米軍も「撃墜」や、強制誘導による「捕獲」という行動には至らなかったようだ。

ただ、最近の「強いロシア復活」に躍起なロシアにとって「世界の中で、超大国アメリカに対抗する事の出来る最も積極的な国家」を知らしめる為には、効果的な演出であったとロシア側は考えていただろう。

ただし、東西冷戦の真っ最中の、1970年代であればともかく、ソ連崩壊後で、とことん貧乏になった挙句、軍備を大幅に削減した今のロシアに、マトモに米軍を相手にする能力はまったくないと断言できる。

まあ、そんな事は当のロシアが一番骨身にしみているはずだ。

よって明日にでも米ロの軍事力による緊張という局面が来る事は無く、ロシア側も「核」を切り札に、軍事力を背景にした危険な外交カードをちらつかせるという場面が多くなるのだろう。

なんだかどこかの「将軍様」のいる独裁国家みたいな話になってきたが、唯一にして絶対の軍事超大国「アメリカ」に対抗しようと考えると、こういうことになってしまうようだ。

かつて東洋のどこかの島国も、いい気になって西洋の「帝国主義」に被れて、大陸に進出して、まんまと付け上がった挙句の果て、巨人アメリカに喧嘩を吹っかけて、ケチョンケチョンの目に合わされ、いまや忠実な子分として鳴らしているが、軍事国家の末路とはこんな物だと思うのだが。


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