韓国海軍の哨戒艇沈没は、歴史ミステリーになるのか? [防衛]



この事件、最初から事故ではなかったことは誰の目から見ても明らかだった。

どう見ても機雷や魚雷のようなものが、船底で爆発(至近距離で)して、船体が真っ二つになったのだが、問題は、その機雷および魚雷が「何時、誰が、何のため」仕掛けたか、発射したかと言う事だ。

最も「疑わしい」と思われる北朝鮮を外す事は出来ないが、被害者の韓国や、アメリカ、中国なども、「容疑者」としてはずすことは出来ない。
またこんな事を書くと、良識のある読者に「妄想を書くな!」と、怒られそうだが、残念ながらこれが現実なのだ。
勿論、我々が直接事の真相を知る事は絶対に出来ないし、国家やマスコミの発表も信用できないから、何処の誰が「クロ」と断定する事は出来ない。

だが、チョッとでも歴史と言うものを、冷静に見ていた方なら、「あいつら、またやらかしやがったな!」と、感じた人は少なくはないのではないか。
かの911テロを見て、間髪入れず「黒幕はCIAかモサドだ」と直感した人は多くいたらしく、どうやらその人達の「カン」が外れていない可能性が高いのと同じ事なのかもしれない。

まあ、「真珠湾」、「トンキン湾」といえばピンと来る人も多いだろう。

こんな、みえみえの三文芝居であっても、それを問いただす事も、止める事も出来ないと言うのは、はなはだ残念であるとしかいえない。
また罪も無い多くの人達の血が流されるのを、高みの見物で高笑いしている連中がいるのに、その連中に鉄槌を下す事が出来ないのが悔しい!。

しかも、その場合、「日本は平和憲法があるから」とか「日米安保が有るので、お金を払えば大丈夫」とか言うレベルではなく、完全に巻き込まれて65年ぶりの、本土攻撃を受ける、もしくは、「自称正義の味方」の腰ぎんちゃくで、異国の地で、同胞の血が流される可能性が高いのだ。
沖縄の方には申し訳が無いが、こうなると「普天間」問題など、完全に消し飛んでしまう事は間違いが無い。

民主党が、政権をとったら実は自民党となんら替わる事が無いという事に、多くの国民がようやく気が付いた、政治的混乱の真っ只中の日本政府に、果たしてこの「クライシス」を、「国家百年の計」で、本当の国民の未来の為に乗り切ることは出来るのだろうか?。

人事ではない、僕もない頭を総動員して、慎重に考えて実行していかなければ!。

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終末の究極兵器「F22ラプター」の黄昏! [防衛]

世間では究極の戦闘機として喧伝されている、アメリカ空軍のF22ラプターの調達は、事実上なくなった。
最も「権謀術策」の得意なアメリカ政府のことなので、「サプライズ」が起きて、再び調達が再開されないという保障は何処にも無いが。

さて、一般の人には理解できないだろうが、戦術戦闘機という物は、アメリカの世界戦略上で言えば、一発の実弾を撃たなくとも、本当に役に立たなかろうが、存在意義が非常に大きい。
具体的に言えば、戦後アメリカ政府が欲しがった戦闘機は、煌めくばかりの最新技術をちりばめた、目のくらむほど高価な「究極兵器」としての戦闘機であった。

およそ現実と思えないほどの、まるでSFに出てくるような技術を実現して、生産して、調達することの出来る「国力」を世界中に見せ付ける為のものであって、物騒な話、実際の戦闘で、現場のパイロットが本当に必要とする「高い調達性、現実的戦闘能力、簡便な整備製性」がある「使える戦闘機」は、高い必要性があるのにもかかわらず、その調達が後回しにされてきた。

面白い話がある。
米空軍は、戦闘機に高価なコンピューターとセンサーを搭載して、自動で敵を撃退するスマートボムやミサイルを搭載した改良型のF16ファイティングファルコンや、F15ストライクイーグルを装備していったが、湾岸戦争などで、実際にイラクの地上攻撃に役に立ったのは、音速も出ない、マトモな夜間攻撃能力もない、30mmガトリングキャノン・・・つまり大口径の機関砲を搭載した、A10サンダーボルトⅡが、最も効果的な兵器であったと報告している。
にもかかわらず、既にA10は、その鈍足と全天候攻撃能力の欠如から、とっくの昔に生産中止されているというというのが現実という、非常に矛盾した物だった。

使える安価な兵器を買わないで、使えるかもしれないが、とんでもなく高価な兵器ばかり欲しがるというのがアメリカ軍の実態であって、その挙句、とうとう1機300億円という、ちょっとした性能のフリゲート艦が買えると言う、空前絶後の高価な戦闘機であるF22を開発して調達を続けてきたのだ。

ところがさすがのアメリカも、そんな高価な「オモチャ」をホイホイ変える状況ではなくなった。
というより、そもそもF22は、冷戦当時、ヨーロッパ正面(懐かしい単語だな)で、事実上ソ連軍であったワルシャワ条約軍との全面対決で、非常に強固なソ連軍の防空システムを突破して、制空権を確保する為に開発された戦闘機だった。

第三次中東戦争で、アメリカ製の最新戦闘機を装備したイスラエル軍が、レーダーを避け低空侵攻してきたところ、「ソ連式」の防空システムで、携帯式赤外線地対空ミサイルや、レーダー照準の対空機関砲「AAA」、レーダ誘導地対空ミサイルなどで幾層にもハリネズミのように張り巡らされた滞空陣地で待ち構えていたアラブ側の餌食にされてしまったことの反省から、逆転の発想で、「レーダーから隠蔽して高空から超音速巡航で進行する」という発想の元、F22の開発は始まった。

そのほかにワルシャワ軍の攻撃でズタズタにされた飛行場から、残った短距離の滑走路から飛び立てる能力や、複雑な電子制御システムの操作を、一人のパイロットでこなす為の、先進的なインターフェイスを備えたコクピットなど、およそ考えられる最新の技術を盛り込んだ戦闘機としてATF「アドバンスドテクノロジィファイター」という名前で当時開発が進められていた。

ところが状況は一変した。
敵であるソ連そのものが「解体」してしまい、そんな高性能な機種そのものの存在が危ぶまれるようになっていったのだ。
「その他」の国なら、既存の兵器で十分であり、事実、1970年代の戦闘機であるF15イーグルは、長いこと空対空戦闘で撃墜されておらず、無敵の世界最強の戦闘機の称号をほしいままにしていた。

その頃からATFは性格が変貌し、80年代に開発されたソ連のMig29やSu27、もしくはヨーロッパの第三世代の戦闘機である、仏のラファール、英独伊西共同開発のタイフーン、スウェーデンのグリベンも視野に入れた、世界最強の戦闘機を目指していった可能性がある。
競合試作で、従来のATFの思想に忠実に作られた、ノースロップYF23が落選し、「超音速巡航とステルス性能のあるF15」と揶揄されたロッキードYF22が採用されたことから、米空軍は「空対空性能」を重視していたことが判るのだ。

かくしてようやくF22として正式採用されるのだが、その頃から最大の敵は他の戦闘機ではなく、最強の最新技術の塊であるが故の「価格」が敵となってしまったのだ。
F15でさえ、80~100億という価格が、「戦闘機のロールスロイス」と揶揄され、本当は各国に買って欲しかったにもかかわらず、購入したのは、なんとしても勝ち続けなければならない宿命のイスラエルと、「原油」というお金が地下から沸いて出てくるサウジアラビアと、アメリカの子分で経済大国の日本だけという有様で、300億に届こうかというその価格に手を出そうな度と考えるのは、「マトモな神経を持った国」ならないはずだ。

で、マトモでない神経の持ち主である日本が、尻尾を振って欲しがった物の、今度はその最新テクノロジィが、軍事機密としてその流出を拒み、「売りたくとも売れない」というジレンマを抱えてしまった。

ちなみに日本に売らなかった最大の理由は、日本がかつて「FSX」として戦闘機を自主開発しようとしたとき、日本の航空産業の発展を阻止する為、F16改良型の共同生産である「F2」を押し付けた。
ところがアメリカは肝心な操縦系統のコンピューターソフトである「ソースコード」の提供を拒否して暗礁に乗り上げたが、日本側は独自で開発に成功してしまい、実はアメリカが考える以上の開発能力を日本が持っているということが、相当の「ショック」であったとされ、F22のライセンス生産であっても、たちまちその技術を奪われるのは確実と認識した事によると言われている。

かくして、敵対する戦闘機も存在せず、海外販売の夢も立たれ、生産規模拡大によるコストダウンも見込めなくなったF22に訪れたのは「生産終了」という結末だったのだ。

まあ、どちらにしても、最新鋭戦闘機同士がぶつかり合うというような、マニア垂涎の戦闘などは、現実的に起きる機会はほとんど無く、NGF(非国家軍隊)との小競り合いなら、安い戦闘機や戦闘ヘリコプターの数をそろえた方が有効であるし、貧乏な国家が大国に楯突くために、長距離弾道弾やNBC兵器をちらつかせて騒動を起こしたところで、戦闘機の出る幕は無い。

かくして高価な戦術戦闘機を、国家財政が傾くような国防予算で買う国家は存在せず、日米などの武器コングロマリットは、その稼ぎ頭を、「弾道弾防衛システム」に移行させており、もはや戦闘機が花形として世間を騒がせることはなくなるのかもしれない。


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日本政府も見習ったら?大国を振り回す北朝鮮外交の強かさ [防衛]

勿論、無責任な意見だと思いますよ。
今回のミサイル騒動の当事者で、唯一直接的な被害を受ける可能性が有るのに、まるで他人事のようなタイトルですよね。

でも、事の良し悪しや、現実問題を考えなければ、大変迷惑な存在とはいえ、北朝鮮の外交はお見事としか言いようが無いのかもしれない。

アメリカ、中国、ロシア、韓国、日本を向こうに回し、「安全」と「平和」を人質にとって、核だミサイルだのと騒ぐだけ騒いで周辺国家を恫喝して、ちゃっかり金品をせしめて、「将軍様」を担いで独裁国家を維持し続ける胆力と言うかやり方と言うか、たいしたものとしか言いようがない。

もっとも当の北朝鮮の国民自体がもっとも非道い仕打ちを受けている「被害者」なのだが、そう思わせない運営も見上げたものだ。

一説には、北朝鮮の創始者たる「金日成」が、戦前の「大日本帝国」の軍政とか天皇制を見て、良く研究して今の体制を築いたそうだ。

そういえば朝鮮TVの何時も出てくるおばさんの話し方は、戦前のラジオから流れてくる「大本営発表」とソックリだと、親戚のおばさんが言っていた。

彼らが戦前の日本から学んだ最大の事は、「脅威であり続けて、けしてこちらから手を出さない」と言う事だと思う。

かつて日本は、何を思いあがったか、勘違いしたか、嵌められたのか、到底勝てるはずのない戦争をこちらから仕掛けてしまい、結局敗北して体制が崩壊してしまった。

だから北朝鮮はかつての「東西冷戦」のさなかから、その地政学的条件をフルに利用して、当時のソビエトや中国、アメリカの力関係の危ういバランスの中、各国を天秤にかけて生き残ってきた。

そして、冷戦終結後は、各国に対して「厄介な危険な国」として、脅威であり続ける事で、ヤケになって自分から手を出す事はせず、ここまで生き延びてきたと言える。

こういった、端から「人の迷惑」である事が存在理由の国に対して、どうやって話し合いで民主的な方向に進める事が出来るのか、その具体的な、納得のいく方法を聞いてみたいものだ、社民党、福島党首!。

日本の場合、せいぜいそんなモンなんですよ。
あとはアメリカの顔色を伺って、「忠実な番犬」として、激烈な国際関係で、強かな外交などとは程遠い「おままごと」をしてきたのが関の山で、「たかがポンコツミサイル」程度で、この大騒ぎとなってしまうわけだ。

この手の話をすると、日本独自の外交=軍事力の強化=核武装と言うような、単純な発想に流れてしまう人が多いんだけど、それは軍人の発想(軍事的には正論になる)であり、政治家なら、軍事と言う最終手段に至る前に、もっと頭を使って「政治的外交手腕」を発揮して北朝鮮の動きを封じてほしかったなぁ。

それにはスケールの大きい大胆な発想力と、それを実現する為の「胆力」、度胸のある政治家が真に望まれるんだけど、みみっちい足の引っ張り合いをしている「政治ゴロ」たる今の日本の政治家に、それを望むのはムリな事なんだろうね。


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海上自衛隊に「海兵隊」と「攻撃へり」が必要! [防衛]

恐らく多くの人達は、僕のブログを見て「こいつアブネェ奴だ」、「軍国主義の右翼だ」、「変態軍事マニア」だと、思うことだろう。

本人はいたって真面目に真剣に「国際平和」や「国家の安全」を考えているだけで、世界的に見れば、一般国民が政治の延長線上として「軍事」の知識をもち、それを語るのは「普通」の事だ。

そんな事も分からない人間ほど、自衛隊への「シビリアンコントロール」を無意味に叫んでいるけど、その姿は本当に滑稽であるとしか言いようが無い。

自衛隊のソマリア派遣で改めて思うが、現代の国際状況を鑑みて、現実には他国の空海軍との全面対決と言う事態より、第三国の不審船や、犯罪組織、海賊、テロリストなどの、いわいる「ノンガバメントフォース」NGFとの戦闘が勃発する確立の方が高いとはいえないだろうか。

このあたり、海上自衛隊とは「長年の宿敵」「犬猿の中」とも言える(それも困るんだけど)「海上保安庁」との線引きと言う問題も有るのだが、ここは一つ、真剣に考えてもらいたい事が有る。

一つは、海上自衛隊に「海兵隊」を正式に組織して欲しいということだ。

かつて、軍艦の戦闘は、相手の船に乗り移り、又は乗り移ってきた敵艦の乗員同士が「ちゃんばら」や打ち合いをして雌雄を決したものだった。
これは洋の東西を問わない。

また、「盗賊」として、自分の利益の為犯罪行為を働くわいる「パイレーツ」と、国家戦略の元、敵対国家に対して海賊行為を行うもので、国家から承認を得て援助も受けていた私椋海賊、「コルセア」のとの戦闘も、相手は船を沈めるのが目的ではなく、「積荷」や「乗員」がターゲットである場合がおおいはずで、勢い人間同士の戦闘と成る事が多かった。

また、海軍艦艇は、相手国家の沿岸部への軍事力の投入と言う役割があり、当然地上との戦闘が想定されていた為、「上陸部隊」が乗船して、地上軍との戦闘を行う事が多かった。

ところが、日本の海上自衛隊の場合、本来の「海軍」として、当たり前に想定されていた戦闘が想定されておらず、「対人海上戦闘」「小型船舶との戦闘」などという装備も訓練もしていなかった。

憲法上の制約から出来なかったし、米海軍の「補完戦力」である海自はする必要も無かったし、その辺りが「沿岸警備隊」としての「海上保安庁」の領分だったので、問題もなかったのかもしれない。

また、自衛艦艇に戦闘部隊を乗船させるなど、「上陸作戦を前提とした侵略行為だ」と、言いがかりをつける第三国や、事も有ろうか国内の「無責任パラダイ的平和主義者」の格好の標的にされていただろうから、土台無理な相談だったのかもしれない。

しかし国籍不明部隊、武装した犯罪組織、海賊などの小型船との具体的な戦闘が想定され、また、他国を侵略するのではなく、日本の領土内でも、離島や一部沿岸地域が、占拠されたり、テロリストが潜伏するなどの事が想定され、その捜索と掃討には、艦艇からの陸上部隊の投入(ヘリボーンも含める)は不可欠であり、現在海自が保有している特殊部隊では、規模的、質的に不足してくる事が考えられないだろうか。

もう一つの提案は、上記の事と関連するのだが、海上自衛隊の艦船や基地に、全天候飛行、哨戒、攻撃能力を有した、「攻撃ヘリコプター」を配備出来ないか?ということだ。

現在の艦艇や、大型固定翼哨戒機では、数の問題も含めて、空間的な「広さ」と、迅速に対処する為の「時間」の問題で、事実上監視の「穴」が数多く出来てしまい、問題ではないかと思っていたからだ。

海自にも哨戒ヘリはあるのだが、これはどちらかと言うと「対潜水艦」の策的を目的に開発されたヘリコプターであり、海上や沿岸部の夜間や、悪天候時の策的能力は限定的であるはずで、まして機関砲やロケットランチャー、場合によると小型対空ミサイルを装備した相手との交戦は、事実上出来ないのではないだろうか。

本来であれば、夜間や悪天候でも索敵が出来るような暗視カメラ、照準システムやレーダーなどを備えて、ある程度の攻撃を受けても作戦が維持できる、飛行できる、乗員の生命を守れる防御構造(装甲版など)、対ミサイル防衛システム(ミサイル警報やチャフ、フレア散布装置)を装備して、機関砲や、対地、対艦、場合によると小型対空ミサイルの装備、運用が可能で、広いエリアの海上や沿岸部を飛行できるような航続距離と航法システムを持った機体が望まれる。

まあ、この要求を余すことなく達成しようとするとAH64アパッチなどの「戦闘ヘリ」にしなさいと言う事に成るのだが、アパッチに限らず、こいつらは非常に「高い」代物で、限られた予算では数を多く装備する事は出来ない。

こういった哨戒攻撃ヘリは数が揃わないと意味が無く、特に日本のように海岸線が長大で、多くの離島群島を有している場合尚更そうなる。

ある程度の数をそろえる為には、輸送や救難に使用している「汎用ヘリコプター」や、一般に販売されている「民間ヘリコプター」を改造して、対潜哨戒ヘリも含めて「ファミリー化」して、数を揃えて単価を下げるとか、複数用途に使用するとかの工夫は必要になる。

以上これらの事は、くどいようだがボクの「妄想」の産物であり、実際このような事が現実に考慮されているわけではない。

また、「地上部隊」や「ヘリコプター」の装備ともなると、「陸上自衛隊」や「航空自衛隊」との兼ね合い、ブッチャケタ話「縄張り争い」が勃発してしまい、これは古今東西、如何なる国家でも起きてしまう事ではある。

だが日本も、日米安保の陰に隠れ、愚かな野党や無知で能天気な国民を騙して、政官財で余計な装備や使えない装備に莫大な税金を投入して私服を肥やし、非現実的で、使えない装備を渡されて、日本国内で「戦争ゴッコ」をしている、又は自衛隊にさせている場合ではなく、現実的に「国民の安全を守り、国益を守り、一部国家のエゴではない国際協調の下、国際貢献として軍事的は活動をする為には、現状に即した装備を、適正な性能と適正な入手価格で整備しなくてはならないはずだ。

法外な値段で、それこそ天下り先を作る為に防衛産業を存続させる為に、国産兵器を購入したり、世界の軍事的優位性のための象徴として作られた、「究極兵器」としてのステルス戦闘機を、これまた法外な値段で買いあさろうとする行為はもう辞めてもらうわけにはいかないのだろうか?。

何時まで経っても法解釈の不毛な議論や、周辺国家へのお詫びと称して、非現実的ないびつな組織としての「自衛隊」では、現実に即した、「本当に国民の為になる」組織として、本当の平和国家での有るべき組織としての「道筋」すら見えては来ないだろう。

このあたりは、一人一人の国民が、本当に「恒久平和」や「国際関係」、「国民の安全」、「外交戦略」、「国防問題」を真剣に考えて、コンセンサスを持って政治に物を言っていかなくては絶対に前進する事は無い。

是非これらの問題に多くの人達が関心を持ってくれる事をボクは願っている。
その為なら、僕自身が「軍事オタク」とか「危険人物」とか罵られるのは名誉な事だと思っている。


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海賊退治に出撃する自衛隊の哀れ! [防衛]

とうとう海上自衛隊がソマリア沖の海賊退治(追っ払うだけ?)に出撃する事となった。
僕が一番最初に思った事は、事に当たる護衛艦の乗組員、つまり海上自衛官たちへの同情だ。

政治の道具にされて、国民の理解も無く、貧弱な装備で、お粗末な外交のツケを払わされる事の多い自衛隊の、隊員の心情は思い計る事は出来ないが、「やってられネェよ!」と言うのが本音だろう。

書き出すとキリが無いので懸念事項を列記すると。

1、現行法規で、公海上で、他国の船舶を護衛して、海賊との戦闘を行うのは無理があり、相手が攻撃してこないと「正当防衛」として戦えないと言うのでは、本当の「威嚇効果」が疑わしく、政府は、国際貢献の御旗の元、自分達の無能の為に自衛官を「人身御供」にした、更に護衛艦に被害が出て犠牲者が出れば「人柱にした」と言う非難を受けてもしょうがない。

2、いい加減、共産党や社民党のように、無責任で国際感覚の欠如したような発言を、さも誇らしげに語る事は、本当にやめてもらいたい。
海上保安庁という組織は「警察機構」であり、また国際的な認識は「沿岸警備隊」であるのだから、それこそ、遠く離れた外国の沿岸の「公海上」で、日本の警察というか、沿岸警備隊が出てきて、外国の船舶を護衛して、外国人の海賊を追い払う、逮捕すると言う事の「非常識」も理解出来ないような連中が、国会議員で、政党を結成して「正義」を語ること自体、国際的な「恥」だと認識して欲しい。

3、海上自衛隊の装備、戦術は、冷戦時代の思想に基づかれたものの名残であり、歴史的な海軍の考え方からするとかなり「いびつ」である。
現代のように、沿岸部への軍事的プレゼンスや、船団護衛、海賊退治というものこそ、本来の海軍の役割であり、そういった背景から構築された戦術に基づき、装備を整備し、訓練を実行しなければならないが、現状はそうなってはいない。

4、艦自体が被害を受けると言うより、自分自身が撃たれるかもしれないと言う、かつて無い緊張感の中で、長期間勤務しなければならない状況で、自衛艦の精神状態の安定が保たれるかは大いに疑問であり、物資の補給のみならず、精神的なケアが是非必要である。

となる。

根本的には、多くの国民が現在地球上で起きている事を理解して、国際的な常識や現状を踏まえた上、「国際平和」、「紛争解決」、「安全確保」、「国際貢献」などについてバランスの取れたコンセンサスを持ってもらう事が本当に必要であり、その国民の総意として、国民の為に、国際平和の為に活動する「自衛隊」という図式にしていかなければ、多くの問題は解決しないと断言できる。




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日本の近海にやはりいた!「国籍不明潜水艦」を許すな! [防衛]

このブログで、銚子沖で三角波と思われる大波によって転覆した漁船は、実は潜水艦によって転覆させられたのではないか?という、荒唐無稽な話題を載せた。
そして、日本の周辺には「国籍不明」の潜水艦が蠢いていると言う話をしたが、「やはり」いた!
高知沖(?)で、自衛隊の護衛艦「あたご」が国籍不明の潜水艦を発見して、追尾したが逃げられたと言う事件が起きてしまった。
報道の内容しか知らないが、領海内において、目視で「潜望鏡」を発見したそうだが、もしこれが「有事」であれば、「あたご」は潜水艦により「撃沈確実」な距離まで進入された事になるのが情けない。
イージス艦と言うと一般には「万能の船」のように喧伝されているが、その能力の「防空識別」「防空管制」、「対空複数目標同時攻撃」能力にその価値があり、「対潜能力」においては、けして「万能」ではない。
複数の対潜能力の高いDD型の護衛艦や対潜ヘリコプターなどで、「護衛船団」を組み、「対潜警戒」をしていたのならともかく、「あたご」一隻で「戦闘態勢」をひいていない通常航海であればあんな物だったかもしれない。
もしくは、「アクティブソナー」の探査による積極的な追尾を「攻撃的」と取られて「交戦」と言う不測の事態を恐れて、ハイドロフォン(水中マイク)やパッシブソナー(相手の音波を受信するだけ)の、比較的消極的な追尾をしていたとすると、
もし比較的新しい静粛性の高い通常動力(ディーゼル+電動ハイブリット)潜水艦であれば、ロスト(見失う)可能性は高いだろう。
もしその潜水艦が近隣の超大国だと想定していたのなら、今の福田内閣は「面倒を起こさない」為、あえて深追いを禁じたと言う事もあるかもしれない。
そもそも、その潜水艦が領海内のその海域をうろついていた、もしくは待ち伏せをしていたと言う事実は、その潜水艦を送った「X」と言う国は、日本の領海内で潜水艦を使った「軍事行動」をする気があるということで、そこの海底の様子や海流などを念入りに調べる目的もあり潜水艦を忍ばせているわけで、準備万端で潜んでいる潜水艦を借り出すことは用意ではない。
とはいえ、海上自衛隊の対潜能力は本当に「使える」のだろうか?。
戦後発足以来、対戦中に保有艦艇や商船を、アメリカ海軍の潜水艦に片っ端から沈められた苦い経験からと、米第7艦隊の補完戦力として、極東地域の「対潜」と「機雷掃海」能力に特化して進歩した海上自衛隊の対潜能力は大変に優れていると言うふれこみだった。
一方、その装備や戦術が、冷戦時代にソビエトの主に「攻撃型原子力潜水艦」を狩出すことに有った為、現代の沿岸海域で静かな通常動力潜水艦の待ち伏せを狩り出す能力は無いのではないかと言う話も有った。
ある意味今回「悪い例」を示してしまった形の海上自衛隊だが、「能ある鷹は爪隠す」で、本当の実力を出していなかったと言う事であって欲しい限りだ。
平和は、理想と口先だけでは維持出来ないというのが悲しい「国際常識」だ。
どんなに「無駄」であったとしても、特に島国で国民の生命線が「海上輸送」にかかっているわが国は、如何なる手段を用いてもいわいる「シーレーン」を死守しなければならない。
そのためには如何なる敵対勢力も、日本のシーレーンには手が出せないと諦めさせるだけの海上戦力の装備と維持はこの国にとっては「国是」なのだ。
何処の国かも分からない潜水艦が日本の領海内を「軍事目的」のためにうろつく事は断固として許しては成らない!。
なんて話をする僕は「タカ派」で「右翼」で「危ない奴」だと思いますか?。
この話はそんなに変な話ですか?。

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F15J、信じ難いエンジン2機とも故障の墜落 [防衛]

築城基地のF15がエンジントラブルで墜落した。
一般的には「そういうこともあるんだろうな」と思われるかもしれないが、僕はビックリした。
F15という戦闘機は、エンジンが2機とも故障して墜落しないように作られた、いわば「しぶとい」戦闘機だからだ。
F15は、1960年代の「ベトナム」戦争の教訓をたっぷりと刷り込まれて開発された。
ベトナム戦争では、二機あるエンジンの片方に対空砲火やミサイルを被弾ても、爆発や火災で結局生き残ったエンジンまで被害を受けて墜落してしまった事例が多く、「そうならない」様に設計されている。
また、主翼の片方を事故で失っても基地に帰ってこられるほど、いわいる「ダメージコントロール」や「フェールセーフ」が徹底している機体で、そういった意味で「しぶとさ」をもっているのだ。
エンジンもコントロール系統を完全に2分しているなどしているので、「機械的な部分」の故障で、片方が停止しても一機のエンジンは動いているし、それで十分に飛行できる。
まして2機ともほぼ同時に「機械的な理由で」故障するとは考えられない。
理由として考えられるのは鳥を吸い込んで故障してしまう「バードストライク」で、たまたま密度の濃い鳥の編隊に突入して両方に吸い込んでしまったのだろうか。
もう一つ考えられるのは、最終的にエンジンの統合制御を行っているコンピューターに異常が起きたかだ、
日本のF15は、エンジンが石川播磨島IHIでライセンス生産されている、プラット&ホイットニー社の「F100」型という、アフターバーナー付きターボファンエンジンを搭載している。
現在は改良型のF100IHI220型になっており、このエンジンの特徴は「DCCE」という、統合コンピューター制御システムの導入にある。
個々のエンジンは異常が無くとも、エンジンを制御するコンピューターの、制御の基幹部分でのハード及びソフト部分に何らかのトラブルがあれば、「冷蔵庫電気無ければただの箱」ではないが、エンジンも羽の生えたタダの筒と化してしまってもおかしくない。
この事件を受けて、日本の空を守る要であるF15は、「グラウンド」状態、つまり飛行停止で飛ぶことが出来ない。
当分三沢と築城の「F2」戦闘機と、小松、那覇の「F4EJファントム」戦闘機でアラート「スクランブル発進の為の待機態勢」に付くのだろうか?
いずれにしても早急に原因を突き止めて欲しい。

大臣の首を挿げ替えれば事が解決するのか!、いい加減にしろ無責任野党ども [防衛]


わー怖いタイトルだこと。

断っておきますが、わたしゃ右翼でも与党でも創価学会の回し者でも無いので、意味も無く野党を攻撃するつもりも義理も無いんですよ。

だけどさ、腹が立つじゃないですか。

だいたいね、今回の海上自衛隊のイージス防空システム搭載艦のDDG「あたご」(イージス艦という呼び方は自分の無知と恥をさらすだけだよマスコミ達!)の衝突事故は、当事者達の事故原因もさることながら、ここ最近の、特に海上自衛隊の一連の不祥事などから、明らかに「組織」に重大な問題を抱えていると見るのが当然の話であり、卑しくも「政治」が、政党がそれを正すのであれば、国会の場で堂々と論戦をはって自衛隊の構造的な問題に対して取り組むべきであり、大臣の首を取る事じゃないでしょう!。

だからテメェらは何時まで経っても「ボンクラ無責任野党」と言われるんだよ。

だから国民の信頼を得られず、政権を取れないんだよ。

だから与党が腐敗して、政治が低レベル化するんだよ。

いい加減、国民が納得がいくような、責任のある毅然とした立場で、国政に対して関与していく姿勢をみせてくれないものかな!。

まあ、「悪代官」のような怖い顔をしている、軍事オタクの石破君を虐めたくなるのは気持ちとしてはわからなくは無いけど、それじゃ何の解決にも成らないよね。

海洋立国であるわが国において、重要な国防の要である海上自衛隊がこの有様であると言う事は、大変に深刻な問題であると認識して欲しい。

本来国民の生命と安全を守るのが任務の自衛隊が、その国民の安全を脅かしてしまったと言う事は言語道断であり、「真の原因究明」を行い、本気で自衛隊の組織を改革していかなければ、今後も我々の生命と安全が自衛隊によって脅かされると言う事がおきてしまう可能性を否定出来ない。

確かに今は被害者や、その家族の心境を思えば「加害者」側を一方的に「感情的」に攻めたくなるが、ここは冷静に真剣に「自衛隊とは」という事を、じっくり議論して、本当に二度とこんな事が起きないように関係各位は努力してもらいたい。

特に「政治」が本来の役割を発揮して、事の解決の先頭に立つべきであり、これをして政争の具にしよう等という話は問題外だ。

まあ、その政治が今のような無様な有様なので、そのシワ寄せが自衛隊に、そしてめぐりめぐって組織の底辺である現場の人間が被らされている可能性を否定できず、だとすると、事の解決は容易では無いであろう事は想像が付く事で、なんとも憂鬱な話であるのだ。


ロシアの爆撃機が米空母を襲撃!危険な軍事ゲームの行方 [防衛]


もちろん本当に「襲撃」したわけではない。

先に日本の領空を「故意」にある目的を持って領空侵犯した、ロシア極東軍の「ツポレフTu95」爆撃機が、進路を変えて、西太平洋上にいた米海軍の原子力空母「ニミッツ」の上空を高度600mで通過したと言うことだ。

報道を見る限り、スクランブルで上がった艦載機の「FA18ホーネット」戦闘機の随伴を受けていたし、爆弾倉の扉も開いていないし、恐らく攻撃用の照準レーダーも発信しておらず、レーダー妨害の「ECM」も作動させていなかったのだろう。敵対行動を取っているとはみなさず、米軍も「撃墜」や、強制誘導による「捕獲」という行動には至らなかったようだ。

ただ、最近の「強いロシア復活」に躍起なロシアにとって「世界の中で、超大国アメリカに対抗する事の出来る最も積極的な国家」を知らしめる為には、効果的な演出であったとロシア側は考えていただろう。

ただし、東西冷戦の真っ最中の、1970年代であればともかく、ソ連崩壊後で、とことん貧乏になった挙句、軍備を大幅に削減した今のロシアに、マトモに米軍を相手にする能力はまったくないと断言できる。

まあ、そんな事は当のロシアが一番骨身にしみているはずだ。

よって明日にでも米ロの軍事力による緊張という局面が来る事は無く、ロシア側も「核」を切り札に、軍事力を背景にした危険な外交カードをちらつかせるという場面が多くなるのだろう。

なんだかどこかの「将軍様」のいる独裁国家みたいな話になってきたが、唯一にして絶対の軍事超大国「アメリカ」に対抗しようと考えると、こういうことになってしまうようだ。

かつて東洋のどこかの島国も、いい気になって西洋の「帝国主義」に被れて、大陸に進出して、まんまと付け上がった挙句の果て、巨人アメリカに喧嘩を吹っかけて、ケチョンケチョンの目に合わされ、いまや忠実な子分として鳴らしているが、軍事国家の末路とはこんな物だと思うのだが。


ロシア帝国主義の狼煙?、意図的な領空侵犯の思惑は [防衛]


昔、東西冷戦華やかな頃、日本は極東地域の最前線で、旧ソ連を代表する「東側」と対峙して、一触即発の軍事的緊張が続いていた。

とまあ、見せかけとはいえ、人様に作られた平和を謳歌して、ひたすら自分達の金儲けに奔走していた日本人にとって、政府や自衛隊関係者、一部の有識者以外には、まったく関係の無い話だった。

今回の領空侵犯のニュースを見て、正直「懐かしい」と感じてしまった。

まず、ロシア側の機体が「ツポレフTu95」と言う爆撃機が、博物館に飾ってあるようなクラッシックな機体であり、また今回のロシア機のコースが、日本海から太平洋側を大回りにて、伊豆諸島沿いに北上して「首都」を攻撃する模擬訓練と、デモンストレーションに使われた、かつて「東京急行」と呼ばれた物だったからだ。

この「東京急行」は、かつての「定番」コースであり、日本側も、百里基地の第7航空団所属の「F4EJファントム」戦闘機で、スクランブルをかけて挨拶をした物だった。

ただ、お互い「訓練」とはいえ、敵の首都の攻撃とその防衛であり、一歩間違えて「交戦」ともなれば、行き着く果てに核兵器による全面核戦争による「相互確実破壊」、つまり人類全滅と言うシナリオが想定されていただに現場の自衛官(ソ連側の将校も)の緊張感やストレスは相当なものだったであろう。

この「東京急行」も、東西の緊張緩和「デタント」により1975年以降鳴りを潜め、ここにめでたく(?)33年ぶりの復活となったわけだ。

今回の領空侵犯に対して、ロシア側は「全面否定」という、これまたお馴染みの対応を見せたが、もしロシア政府が今回の領空侵犯を意図的に行ったとするならば、その真意は何であろう。

プーチン政権下、豊富なエネルギー資源を背景に、かつての「強いロシア」の府県を目論んでいるそのこうどうのひとつであれば、壊滅的だった極東地域でのロシアの軍事的プレゼンスを復活させ、日本に圧力をかけてこようというのだろうか。

潤沢なオイルマネーを背景に、極東ロシア軍が、かつての勢力を取り戻せば、日本にとっては「悪夢」の再来とも言える。

こういったロシア側の「軍政」復活の兆候はヨーロッパでも頻繁に起きており、最近もアラスカ付近で領空に接近してきたロシア機に対して、戦力化が成ったばかりの「F22ラプター」が初のスクランブルをかけるなどと、まさに冷戦時代に逆戻りしたような様相を見せている。

ただ、以前の東西冷戦のように米ソが軸での争いと言う事にはならず、中国やインドなどの成長著しい「大国」の思惑も絡み、今後枯渇してきた地下資源、食料などをめぐり、「血なまぐさい」争いが、複雑な力関係の中、繰り広げられるのであろう。

日本はかつて、国際情勢を見誤り、硬直した国策により無益な戦争に突入してしまい、多くの人々を犠牲にしてしまったと言う忌まわしい歴史がある。

かつての轍を踏まない為には、より広い見地で、先を見据えた確固たる国策と外交を展開していかなければ成らない。

「ロシアの脅威が増してきたので、高い戦闘機が必要になりました」などというような、矮小で安直な防衛政策を取るような事の無いように、国民として政府の行動を見ていかなければ成らないだろう。


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