まずはコミニュケーションを取れる子供にしよう! [教育]

コミュニケーションをとるということは非常に難しい。
そもそも自分の考えている事を、正確に、的確に表現して言葉で説明する、あるいは文章で表現できる人は稀だ。
どう贔屓目にみても、半分も伝われば上等ではないだろうか。

また、相手の伝えようとする事を正確に見たり聞いたりして理解するのも大変な事で、やはり「話半分」で理解できればこれもまた上等なほうだと思っている。

という事は、双方に理解しあう努力の意思があろうとも、一度のやり取りで伝わる内容は25%程度と考えれば間違いは無いのではないだろうか?。

何故こんな話をしたかというと、先日職場の飲み会があり、某全国展開のチェーン店の居酒屋に行った。
まあ、サービス業に対して厳しい評価をしがちな僕の目から見ても、合格点の内容のサービスで、店の基本方針やフロアマネージャーの姿勢は確かだった。

だが注文をとりにきた、40半ばのおじさんの僕から見れば「あらお嬢チャン、トウシマシュタカ」とでもいいたくなるような、まるで僕の子供くらいの(独身ですが)歳のウエイトレスが、まったく話が伝わらない事おびただしかった(苦笑)。

何度もオーダーしても、復唱させても理解出来ない、いやチャント仕事はしようという姿勢はあるのだが、どうも基本的な日本語の読解能力に致命的な問題がありそうだ。

まるで某焼肉チェーン店で、恐らく東南アジア系のウェイターが出てきて、まったくオーダーが取れなかったのと、そういえば似ている事に後で気が付いた。

その女の子は確かに日本人のようだが、今の10代の女の子のコミニュケーション能力とはこんな物なのだろうか?
これが「男子」だと幾分マシに成るのだが、女の子が出てくるとこのような経験をする事が最近特に珍しい事ではなくなってきた。

もしかしたら、携帯電話で、ワタシラ中年には意味不明な絵文字と子供が使う特殊な言語を駆使してメールでも打てば、理解してくれたのかもしれない。

でもこれって、同じ国で、基本的に公用語が一つしかない国で、世代間で言語が異なりコミュニケーションに障害が出てしまうというのは異常と言うか、大変マズイ事なのではないだろうか。

僕は似非文化人ぶって、「正しい綺麗な正当な日本語を使うべし」などと言うつもりはさらさら無い。
そもそも言語なんて物は、時代と共に徐々に変化していく物で、そこに「由緒正しい」などと偉ぶられても、「はーそうなんですか」と聞き流すだけだ。

だが、コミュニケーションに障害が出てしまうとなるとこれは問題で、しかも、多様な年代や男女の間で基本的な会話能力やコミニュケーションが取れないというのでは、社会という物が根底から崩れてしまう恐れがある。
これは一つには親の「躾け」が問題で、親子でのコミニュケーションを通じ、意思を表現する、人の話を理解するという訓練をして、その能力を育むべきで、親が無口で子供とのコミニュケーションの疎遠な子供ほど問題を起こす傾向がある。

二つ目に学校教育で「知識」の習得に偏重しすぎており、そういった集団でのコミニュケーションのとり方についての訓練を十分に行っていないような気がする。

まあ、当の教師がそもそも「コミュニケーション障害」を持っている人が少なくなく、気に入らなければ報復感情で「怒る」事しか出来ないようでは話にならないが・・・・。

最後にやはり携帯やメールなどの氾濫も見逃すわけには行かないだろう。
基本的なコミュニエーション能力や、相手への思いやり、公共マナーなどを習得しない未熟な子供が、電子虚構世界で自分こそ王様と勘違いしてメールやネットを使用すれば、結果は説明するまでも無いだろう。

塾通いで受験戦争に勝ち残り、英語を幼児期から強要して「国際感覚」を見につける事が、世の中の「勝ち組の方程式」なんだそうで、親は自分の子供可愛さ、あわよくば欲目の為に、血道をあげて勝ち組に入れようとしているが、そんな事の前に、「人の話しをチャント聞けて、自分の意見をしっかり表現できる」能力を見につけさせてあげた方が、これからの「不安定で狂乱の時代」に生き残らせる為には必要な事なんじゃ無いのかなと思う。

まあ、子供のいない哀れな独身中年が騒ぐ事でも無いのかもしれないが(苦笑)。
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