働きすぎで消えたミツバチは、我々労働者の明日の姿? [雑感]

昨年、世界的にミツバチが原因不明の失踪を遂げて話題になっている話をしたが、とうとうその余波が日本にも来たというべきか。
農業の受粉用に売買されているミツバチが極端に不足しているという。

ハウス栽培などで、温度管理をして一年中いろいろな野菜や果物を食べられるのが当たり前のようになっていたが、それをミツバチたちも支えていたわけだ。

このミツバチの失踪は諸説紛々あるのだが、最近面白い学説を聞いた。

何でも、単一のさくもつだけを過剰に受粉させられるので、強いストレスが加わり、体が弱り死んでしまうのではないかという説だ。

この話、「働き蜂」と称される日本のサラリーマンには身につまされる話ではないか。
政官財の経済政策に乗せられて、無駄な消費をするために、それこそ寝る暇も無く働かされて、絞りつくされて、集めた「賃金」も必要の無い消費や税金に搾り取られ、その結果はどうだったのだろうか?。

あるものは強いストレスで「心」を病んでしまい、あるものは自らの命を絶ってしまっている。
そして、都合が悪くなれば「リストラ」という名の切捨てで路頭に迷う。

それで企業が、国家がたとえ生き残れたとしても、働く人たちが「ミツバチ」のように弱った挙句、この世から消え去ってしまったら、いったい誰が社会を支えていくのだろうか?。

僕は、まじめに働い他挙句、「負け組み」として見下され、排除された跡に、「勝ち組」と称する一握りの人たちだけが闊歩する世の中が、どのようなものになるのか見てみたいものである。
さぞや「この世のパラダイス」「桃源郷」のようなものなのだろうか。

その代わり、使い切れない資産に囲まれながら、食べるものも無く、インフラも途絶し、身の安全も図れないような生活になることを、消えてしまったミツバチたちの代わりに、自分で蜜を探さなければならないことは、覚悟してもらいたいと持っている。
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kanchi

先年見たCBSドキュメントで、ここ数年前からのミツバチの大量失踪事件を取り上げていたのを見ました。このままだと果実の収穫量が大幅Ⅱ減っていくという内容でした。

言われる通り、働き蜂のサラリーマン達の疲弊がたまり失踪ではなく自殺者の増加を生んでいることは猶予できない事態ですね。
by kanchi (2009-05-18 00:01) 

戦闘班長

サラリーマンだけではないですが、やはり年間3万人以上の人たちが、自らの命を絶っているという事の「異常性」を、社会的にもっと深刻に認識すべきなんだと思います。

by 戦闘班長 (2009-05-19 19:04) 

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