新型プリウスに出演中の、スーパーマンの堕落 [車]
最近までやっていた旧型プリウスのＣＭも、あの「手塚治」大先生のキャラが総出演していて、違和感を感じていた。
本当に先生がご存命だったら、「ハイブリットだから環境に優しい」的なペテンのためにアトムを出演させただろうかと思うと複雑な心境だった。
で、今度は天下のヒーロー「スーパーマン」ときた。
かつていろいろなメディアでスーパーマンのパロディがあったが、胸の「Ｓ」のマークはは無かったはずだ。
「すっぱまん」なんていうのもあったな。
じつはこの版権を持っている映画社は、非常にうるさいので有名で、ちょっとでも出ようものなら、即座に訴訟を起こすらしい。
だから、プリウスのＣＭを見て驚いた。
一応本家であることは間違いない。
しかし、このスーパーマンは、「スーパーヒーロー」が行ってはいけない、世界共通の不文律を犯している。
それはスーパーヒーローたる所以の能力を、自分のためには使ってはいけないということだ。
このＣＭでは、地球人での「クラーク ケント」であるときに、勤めている新聞社「デイリープラネット」の編集長に、スクープを取って来いとはっぱをかけられて、スーパーマンに変身して、プリウスのエンジンルームの写真を「透視」により撮っている。
自分の欲目のために、スーパーマンの特殊能力を使うのも情けないが、プリウスのエンジンルームをトクダネ扱いする編集長も情けない。
しかし、これが地球（人類を含む地球環境すべて）を守る、正義のヒーローの行うことだろうか？
このＣＭは国内専用なのだろうか？
アメリカ人が自国の自慢のスーパーヒーローが、日本の自動車会社にコケにされたようなＣＭを見て、「プリウスを買おう」と思ってくれるほど、アメリカ人は能天気な国民なのだろうか？。
無論このような「ヒネクレタ」見方をする人は圧倒的に少数派で、僕自身も「正論」とは言わない。
だが、新型プリウスには、車自体もそうなのだが、販売方法も含めて「形振りかまわず」という印象を受ける。
これはトヨタの「驕り」なのか？、それとも「断末魔」なのか？。
どちらにしろ、今のトヨタは、ここ数年来の「心無き飽くなき拡大」路線の成れの果てに行き着いた、「危うさ」に満ちていることは間違いない。
本当に先生がご存命だったら、「ハイブリットだから環境に優しい」的なペテンのためにアトムを出演させただろうかと思うと複雑な心境だった。
で、今度は天下のヒーロー「スーパーマン」ときた。
かつていろいろなメディアでスーパーマンのパロディがあったが、胸の「Ｓ」のマークはは無かったはずだ。
「すっぱまん」なんていうのもあったな。
じつはこの版権を持っている映画社は、非常にうるさいので有名で、ちょっとでも出ようものなら、即座に訴訟を起こすらしい。
だから、プリウスのＣＭを見て驚いた。
一応本家であることは間違いない。
しかし、このスーパーマンは、「スーパーヒーロー」が行ってはいけない、世界共通の不文律を犯している。
それはスーパーヒーローたる所以の能力を、自分のためには使ってはいけないということだ。
このＣＭでは、地球人での「クラーク ケント」であるときに、勤めている新聞社「デイリープラネット」の編集長に、スクープを取って来いとはっぱをかけられて、スーパーマンに変身して、プリウスのエンジンルームの写真を「透視」により撮っている。
自分の欲目のために、スーパーマンの特殊能力を使うのも情けないが、プリウスのエンジンルームをトクダネ扱いする編集長も情けない。
しかし、これが地球（人類を含む地球環境すべて）を守る、正義のヒーローの行うことだろうか？
このＣＭは国内専用なのだろうか？
アメリカ人が自国の自慢のスーパーヒーローが、日本の自動車会社にコケにされたようなＣＭを見て、「プリウスを買おう」と思ってくれるほど、アメリカ人は能天気な国民なのだろうか？。
無論このような「ヒネクレタ」見方をする人は圧倒的に少数派で、僕自身も「正論」とは言わない。
だが、新型プリウスには、車自体もそうなのだが、販売方法も含めて「形振りかまわず」という印象を受ける。
これはトヨタの「驕り」なのか？、それとも「断末魔」なのか？。
どちらにしろ、今のトヨタは、ここ数年来の「心無き飽くなき拡大」路線の成れの果てに行き着いた、「危うさ」に満ちていることは間違いない。
アメリカ人も内陸部に住んでいる田舎の人はソニーやホンダがアメリカブランドだと錯覚しているひともいるくらいですし、北米に工場があるので、アメリカで放送しても以外と気に留めないのではないかと思いますよ。
近年のトヨタの動きを見ていて、本体正社員の大幅削減やベアアップ保留などからは、景気の落ち込みを予見して内部留保を貯め込み、世の中の景気と同様に苦しいフリをしているだけなのかと思うことあります。しかし、北米トヨタの首脳陣から、景気悪化の動きによる新工場稼働中止の進言を無視した経営采配を見ると、官僚化したトヨタの驕り的采配なのかとも思えます。
次期社長はドイツの耐久レースで自らハンドルを握ったそうですが、会社の舵取りはどうなのでしょうね。 ハイブリッドという過渡的な技術に頼りすぎるとGMのようになる可能性も否めないと思います。
by kanchi (2009-05-25 18:55)
スーパーマンに関しては、やや強引なこじ付けかな？とも思いましたが、あまりに「品格」に乏しいＣＭだったものでつい（笑）。
最初に流れていたプリウスのＣＭなんかは「電気で走れるから燃費が良い」という、これまたセンスの無いコピーで「だったら電気だけで走ればいいじゃん！」と、一人で毒づいていました。
ｋａｎｃｈｉさんが仰るとおり、「あの」ＧＭですらこのざまですから、トヨタと言えども「絶対」は無いですよね。
レーシングカーのハンドルはクイックに動きますから思うとおり走りますが、船、特にタンカーのような巨艦は、数キロ手前から先を読んで舵輪を回さないと思うようなところに行かないそうです。
巨艦トヨタの経営も、相当先を読んで大きく舵を取らないと、とんでもないことになってしまいそうですね。
by 戦闘班長 (2009-05-25 20:09)
初めまして
プリウスのCMで使っている俳優は、スーパーマンとしてどうかとは思いますが、クラークが、その特殊能力を活かして取材ネタにするというのは、コミックスにもありますので、不文律を犯しているわけではありません。今回のも版権マークがきちんと付いているので、そのコンセプトも許可を得ていると思われます。
すみません、30年以上にわたるスーパーマンファンなので、つい、書き込みをいたしました。
by CJK67 (2009-06-06 00:22)
CJK67さん、コメントありがとうございました。
かえってスーパーマンファンの方のお話が聞きたかったので、大変参考になりました。
スーパーヒーロー云々は、日本の、特に「石ノ森正太郎」氏の描くヒーロー像にダブらせての話でしたから、このような書き込みになりました。
ご指摘の通り、あの俳優さんは、ちょっと違うかなと。
あくまで僕個人のイメージですが、スーパーマンというにはちょっと線が細いような気がしました。
プリウスも「トヨタの業績」の為のスーパーヒーローだけではなく、本当に地球環境のためのスーパーヒーローであってほしいと思います。
by 戦闘班長 (2009-06-08 20:56)