無限軌道よ、前に進め! [雑感]

目を開けば、耳を澄ませば、その先に待ち受ける「絶望」に打ち拉がれるしかないのか。
何をどうがんばっても、何も変わらない、変えられない、役に立たない無力な自分を、醒めた自分が攻め立てる
「愚か者よ、諦めてしまえ!」と。

社会に出れば自分が、「世界」というドラマの中で、通行人のエキストラにも満たない、しがない端役であることを否が応でも思い知らされる。
画面に出ればまだ良い方で、もしかすると裏方で、汗水たらして大道具をトンカチを叩いている一人かもしれない。

だけど、「世界」というドラマのエンドロールに名前は出なくとも、君がその釘を打たなければ、道具が倒れて、映画の撮影が止まってしまうかもしれない。
そう、自分は一人で生きている、所詮一人で孤独だと嘯いていても、「誰かと繋がっている」し、「誰かの為になっている」はずだ。

まして、「自分の人生」というドラマにおいては、あなたが間違いなく「主役だ」。
キムタクもロバートデニーロもあなたのドラマの主役は出来ない。
黒澤明もスピルバーグもメガホンを握ってはくれない。
あなたが世間ではどんなに「つまらない」とされている、歯車の一部のような役割であろうともだ。

だから、今世界がどの様な事になっていても、自分がどんなにひどい境遇にあっても、明日に何一つ希望が見えない状況でも、自分が、自分から、自分のドラマの主役を降板することを、僕はしたくない。

自分の意思の働かぬところで決められた映画会社が、自分の知らない人に書かれた脚本で、自分の知らない監督にカチンコを鳴らされても、本番を演じるのは「自分自身」であり、その演技には自分で責任を取らなければならないからだ。

そして僕は、「人生」というドラマの結末を、是非この目でしっかり見てみたい。
どんな結末であろうともだ。

そのためには今何が出来るのか?
さしあたって出来ることは「良くだべて、良く寝て、クヨクヨしないで、適度に運動する」事で、体と心の健康を維持して、「何があっても前向きで取り組む」ことしかないのかもしれない。

それで安心してしまうのは「卑怯者の思考の停止」かもしれないが、自分自身でどうにもならないことで、心を蝕んでしまう方がよほど恐ろしい。
虚構の快楽に身を任せて沈み込んでしまうことが恐ろしい。

もし、そんな恐怖に一人で肩を震わせている、そう、あなたはけして一人じゃない。
誰かが見ていますよ、誰かと繋がっていますよ。

車輪を回せ!前に進め!道は切り開け!




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kanchi

仰るとおり、どうなるのか、そうするのか に、かかわらず、「自分自身の体と心の健康を維持する」ことは基本的なことであり、大事なことであると思います。

無理の利かない歳になってきて、つくづくそう感じます。
by kanchi (2009-07-20 04:53) 

戦闘班長

取り留めの無い話で恐縮ですが、自分への戒めのつもりで、書きました。



by 戦闘班長 (2009-07-21 19:13) 

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