梅雨明け宣言を間違えた本当の理由は? [防災]

もう気象庁が「〇〇宣言」を、間違えたところで驚きはしない。

今年は例年にない早い時期の、短い梅雨で関東地方は「梅雨明け宣言」を出した。
ところが、TVなどの気象予報士などから疑問のコメントが出ていた。

まあインチキ素人お天気オタクの僕が見ても、梅雨の原因たる停滞前線、「梅雨前線」が消えていなかったからだ。
たまたま太平洋高気圧が強くなり、一時的に関東地方の前線が弱まったところで、気圧配置からして、再び強くなることは歴然で、なんで梅雨明け宣言を出したのか疑問だった

で、案の定関東地方は「梅雨が明けていない天気」になっているようだ。
梅雨明け宣言は、その週の週間予報を出す担当者が出すのだそうだけど、何でこんな間違いを起こしたのだろうか?。

しかし、今回の「お間抜け」に関しては、別の疑問を持つに至った。
それは「わざと、恣意的に梅雨明け宣言を出したのではないか?」という物だ。

当然これは何の物証も証言もある話ではない、「御伽噺」として聞いて欲しい。
本気で疑ってブログに堂々と掲載すれば、「名誉毀損」で訴えられてしまう。
特定の個人を非難しているわけではなく、あくまで「フィクション」としての話だ。

大体梅雨明け宣言をわざと間違えて、何の利益があるのかと考えるのがマトモな考え方だ。
だが今の世の中、天候により収益が左右される、それも莫大な金額が動く業種は多い。
たとえば「ビール」などは、梅雨明けが1日早まるとその夏の収益が数%上がるそうだ。
旅行業界なども天候に左右される。

そうなると、端役梅雨があけて、暑い夏になると市場が思い込むことによって、株式相場が大きく動くということになる。
もし、梅雨明け宣言を出す人間が、タイミングを見計らって関連銘柄を買っていたら?。
もしくはそういったたくらみをもった個人もしくは組織に「袖の下」を貰っていたとしたら?。

本当に「絶対無い」話なのだろうか?

僕は天気予報というものは、純粋に科学的な考証に基づいた結果を、「何のフィルターもかけずに純粋に」発表しているとは思っていない。
多分に、「社会的な影響」を考慮した、操作が加えられて発表されているのでは?と思っている。

具体的には、たとえば、週間予報などを観察していくと、週の初めの頃に、土日が完全に雨になる週間予報を出すケースはまれである。
悪くても「曇り」の予報を出すくせに、前日のお昼の天気予報辺りから「雨」に変わるという予報を数多く僕は確認している。
どう見ても雨になるような気圧配置なのに、何故晴れや曇りの予報を出すのか不思議だったが、良く考えてみると納得がいった。

もし、週の初めから「雨」の予報を出したら、あなたは屋外のイベントを中止したり、キャンセルしたりしませんか?。
となれば、その週末の旅行業界や、レジャー産業の収益が下がってしまう。
しかし、前日の、それもお昼過ぎに雨になるといわれても、交通機関や宿泊先を予約してしまった人は、予定を決行するしかない。
反対に日帰りのレジャーなど、お弁当を作る業者などは、前日に天気がわかれば、損害が少ない。

または、民間の収益に極端に影響が無いけど、その地域のイベントで、必要以上に人が集まって混雑することを阻止したい場合、前日夜まで雨の予報を出しておけば、かなりの人間がイベントに行くことをあきらめてくれるということもある。

まあそんな情報操作があるはずは無い「だろう」し、有っては絶対にいけないことだ。
だが僕は、気象庁という省庁に大きな疑問を持っている。
多くの省庁が、情報を閉ざし国民の目を欺いて、血税を食い物にして、組織の保全と、私利私欲に走っている。
気象庁だけが一人「清廉潔白」であると考える方が難しいといわざるを得ない。

こんな話を気象庁関係者が見れば、激怒するか、口の端を歪めてせせら笑うだけだろう。
だが、気象庁は、多くの国民が気象の専門知識に乏しく、悪く言えば「無知」なのをいいことに、「官僚の春」を謳歌しているのではないのか?。
そのあたりは国民の「軍事音痴」を食い物にしている防衛庁の背広組の高級官僚にも言える。
それらの批判に対して、胸を張って堂々とすべての情報を公開して、国民の審判を受ける度胸はあるのか?。

仮に民主党が政権をとる事に対して、霞ヶ浦は戦々恐々としているようだが、気象庁が一人蚊帳の外に置かれると思わないほうが懸命なのではないのかな。

今の民主党に官僚から国政を取り戻せるほどの能力も度胸もあるとは思っていないが、確実に「チェンジ」の流れが加速していくことは間違いなく、本当に国民のことを考えていない組織は、官僚は消えてもらうしかない。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

kanchi

確かに天気予報は実生活への影響力が少なくないため、恣意的な予測発表は考えられますね。私も一時的な太平洋高気圧の張り出しであり、単なる梅雨の中休み的気圧配置に見え、梅雨明けの判断は拙速に感じていました。

先物や株式相場への影響力から、中期予想や長期予想が(政治的に)どう発表されるか事前に予測して投資機関へ情報を売るビジネスがあるとも聞き及びます。

以前の勤務先の子会社に大手コンビニチェーンがありました。聞くところによると、牛乳などの飲料は気温・湿度によって大幅に販売量が増減するため、気象庁の予報はアテにできないので、専門の天気予報会社から予報データを買っているという話でした。

ご指摘の通り気象庁も霞ヶ関の末席(場所は皇居の反対側ですけど)の省庁ですから、国民の利益よりも省益・天下り先を優先していると考えても無理はないでしょう。そこにどのような力学が働いているのでしょうか。。。

よく地球温暖化に懐疑的な見方をする方が、「確度の高いのは、せいぜい48時間以内の天気予報のレベルであって、温暖化のシュミレーション予測ができるとは考えにくい」と言いますが、確かに過去10年100年の短く荒い過去データで確度の高い地球シュミレーションができるものなのか、私も疑問を感じ得ません。
by kanchi (2009-07-25 09:32) 

戦闘班長

そういえば、民間の気象予報業務の会社が「土砂崩れ警報」のサービスを行おうとしたとき、イチャモンを付けて辞めさせたのは気象庁でした。

もしあのサービスが開始され、もし広く普及していたのなら、今回の山口県の土石流災害で、被害者を最低限度に抑えることが出来たのではないでしょうか?。

竜巻が襲った地域を後からおっとりがたなで駆けつけて、さも偉そうに現地調査をして「竜巻の可能性がある」とシレッと言いのけている報道がありましたが、本当に怒りがこみ上げます。

竜巻に関しても、その対策として、全国に高精度の気象レーダーを普及させるといっていますが、莫大な費用が掛かります。

この手の気象レーダーの国内メーカーは限られていて、親方日の丸で有名なメーカーですが、納入に関して、関係者は天地天命に誓って清廉潔白を主張できるでしょうか?

先の民間気象予報会社は、携帯電話を使って、全国のユーザーからデータを集めて予報に活用することを実施していますが。おそらくこちらの予報の方が低コストで精度が高いなんて事になりそうです。

「この国の安全と水はタダだ」というのは、もはや「神話」になってしまいましたが、気象情報も無料の官製情報はあてにならず、お金で正しい情報を買って、自分のみは自分で守らなければならない事になるのでしょうか。
by 戦闘班長 (2009-07-26 14:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。