消防飛行機と災害援助輸送機が必要! [雑感]

このところ世界中で大規模な山火事のニュースが飛び交っている。
正確に調べたわけではないが、以前より頻度も規模も拡大しているような感じを受ける。

山火事くらいの規模になると、ちょっとやそっとの規模の消火活動はあまり効果がrとは思えない。
アメリカなどでは消防飛行機を持った民間の会社があり、水を投下する航空機は「ウォーターボマー」と呼ばれている。

新規で飛行機を買って運営したのでは採算が取れないので、おもに海軍や空軍から払い下げられた大型輸送機やヘリコプターを使っているケースが多く、日本ではとっくの昔に見られなくなった「懐かしい」軍用機が、消防気として余生を送っている姿も見られる。

最近のニュースでは、新型機と交換されて余剰になったボーイング747旅客機で、古い300型以前の通称「クラッシックジャンボ」を消防飛行機に改造して売り出そうという話があった。

モノが「ジャンボ」だけに、運用コストは掛かるかもしれないが、あれだけの輸送力があれば、相当の放水能力があるはずで、高い消火活動が期待できるはずだ。

こういった発想の元、「日本ならどうする?」と頭を柔軟にして考えれば、色々な方法が取れるのではないだろうか?

たとえば、政治家と官僚の手慰みとして作られた、採算が取れるはずもない地方空港など、エアラインに見捨てられてぺんぺん草をはやしているくらいなら、災害救助の拠点や、消防飛行機の基地として有効に活用するという事も出来るだろう。

地方空港はジャンボの離着陸は無理なところが多いので、それなら余剰になったDC9/MD80・90シリーズや古い737、767あたりを改造してウォーターボマーや、災害派遣の輸送機に使うとかは考えられないだろうか?

ある意味採算を度外視しても、国民の安全を確保する為には必要なコストとして税金を投入する価値はあるはずで、使えもしない「最強の戦闘機」に数兆円もかけるよりははるかに有益だと思う。

何でも新品を金にあかせて買い漁った上に、「使えません」などという話は、嫌というほど効いているが、「今あるもの」、「今は活用されていない物」を有効に「使いこなす」事で、いくらでも効率の良い、本当に国民の為になる行政活動は、十分可能であると思う。

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kanchi

確かに前時代のスタイルであるドグファイトの性能が抜きんでたF22に300億の購入費を投じるよりも森林火災用の機材購入・改造に投じた方が有益ですね。

某宗教団体が母胎の政党が下野した影響が出始めたのか、JALの地方路線の廃止(撤退)が再度はじまりましたね。 茨城空港や静岡空港の運命はいかに。。 書かれているとおり、防災機材用の空港などへの転換を図らなければ空港を閉じることになりそうですね。
by kanchi (2009-09-21 21:06) 

戦闘班長

疑った見方をすれば、日本には航空自衛隊の基地以外に、大型輸送機と戦術戦闘機を運用できる空港が80以上も有るので有事には頼もしいですね(笑)。
しかも防御に有利な、念入りに海岸線から離れた入り組んだ山奥に新空港を作りたがりますね。

冗談はさておき、作ってしまった物は、今更文句を言ってもしょうがないので、後は有効に使うことこそ、国民の財産何ですから、是非有効に使って欲しいと思います。
by 戦闘班長 (2009-09-22 19:34) 

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